勝間杯①②2021

こんばんは、管理人です。

毎年恒例で6年生にとって最後の大会となる勝間杯に今年もご招待いただき参加させていただきました。

本当は1/31に予定されていたところ、直前になって県内で大規模なクラスター発生、感染レベルが引き上げられ、市内での感染者も複数確認されたため、一旦は中止となりましたが、主催の勝間ミニバスさんのご配慮により、2/23に代替開催していただきました。

また、2回に分けて2/28に開催される2回目にも、急遽空きが出たとのことで、ありがたいことに続けてご招待いただくことができました。

開催にあたっては、主催チームとして色々と考えられ、大変なご苦労もあったようですが、参加チームとしましては、このような状況の中で大会を開催、ご招待いただきましたことにただただ感謝の言葉しかありません。

勝間ミニバス関係者の皆様、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

そして、試合の方は、まず23日の1回目は、主催の勝間さんA・Bの2チーム、市内の下位の3チーム、市内上位チームの5年生以下による実質のBチーム、の6チームによる大会です。

6年生最後の大会ということで、細かいこと、うるさいことはまったく言わず、とにかく自分達のプレイに悔いを残さないよう、練習してきたこと、やりたいこと、最後まで失敗を恐れずに全部出し切ってほしい、とだけ伝えて臨みました。

結果は、初戦の勝間Bさんとは序盤から差がついたので、最後は3年生まで全員出場して快勝することができました。

3年生の1人が6年生の妹なので、試合で一緒にコートに立つ最後かもしれない機会として、「姉ちゃんをしっかりアシストしてこい!」と送り出しましたが、逆に姉ちゃんからの良いアシストをもらって得点を決めて帰ってきました()

続く2試合目は、このチームで初めてのトロフィー獲得・決勝進出をかけての大一番です。

夏に練習試合をして負けた以来、大会等では一度も対戦のなかったチームとの最初で最後の対戦です。

前半はどちらも譲らず一進一退の攻防が続き、同点で後半を迎えます。

後半に入ると、相手の厳しいディフェンスに戦意を喪失してしまったのか、前半はうまく回っていたボールがまったく回らなくなり、無理矢理のシュートを打たされるなど、まったく得点できず、3Qで一気に7点差をつけられました。

メンバーを入れ替え、なんとか最終4Qでの逆転を狙いますが、なかなか点差は縮まらず、終盤には最後まで諦めずに懸命に頑張ってきた6年生2人が5ファウルで退場してしまい、残念ながら勝利することはできませんでした。

そして28日の2回目は、市内の上位5チームによる最後の頂上決戦に賑やかしでお邪魔する形です()

この日も、前回以上に勝ち負けの結果にこだわる必要はないので、とにかく自分達の最後の大会に悔いを残さないことだけを子供達に求めて臨みました。

初戦は今年の市内No. 1のチーム、開始早々から圧倒的な力の差を見せつけられ子供達の心はあっさり折れ()、大惨敗となりましたが、子供達なりにやれることを必死にやろうとしていたのではないでしょうか。

次の試合までかなり時間が空いたので、お昼ご飯のあとは子供達が自主的にアップ開始、かと思いきや鬼ごっこなどで楽しんでいたようです()

そして肝心のアップは、もう一人のコーチからの指示で、必要なアップを自分達で考えて自分達ですることにして様子を見ていました。

何をするか決めきらずになかなか始まらないアップに若干イライラしながらも()、時間はまだたっぷりあるので気長に待ちます。

体感では10分くらい経ってようやく始まったアップは、本来は声を出して激しく動くもののはずがなかなかのグダグダで逆に体が冷えていくのが分かるほど・・・。

「一年間やってきて最後の大会でアップすらまともにできないとは・・・。」という心の声は胸にしまい、ここでも気長に待ちます。

次はリレーをすると言い、「折り返し地点でみんなが一言大声で叫ぶので声が出てるか判定してほしい」とのことです。

ずっとバスケットにおける声の重要性を伝えてきた中で、練習中も試合中もまったく声が出ないチームで苦労してきましたが、グダグダだったとはいえさっきのメニューのチョイスにしても、どうやら声を出すことの必要性については伝わっていたようです()

ただ、ここでもチーム分けやどこまで走るかなどを決めるのに時間がかかりなかなか始まらず、とうとう我慢できずに口を出し(笑笑)、どうせなら楽しくできるようにと、ただ走るんじゃなく滑り台を使うリレーを提案しました。

そんなこんなで最後のアップもしっかり楽しみ、いよいよ最後の試合に臨みます。

最後の試合は、主催者の勝間さんとの対戦です。

前回の冬季市内大会で初勝利したこともあり、決して勝てない相手ではないと、なんとか6年生最後の試合に勝利して、笑顔で終わりたいところです。

前半は一進一退、お互いに譲らず接戦となり、終盤で徐々にこちらに流れが来て突き放すチャンスもあったのですが、不用意なミスやシュート決定率の差で突き放すことはできませんでした。

ですが、4点リードで後半を迎えることができ、ここからは6年生の最後の意地と頑張りに期待です。

ところが、そこからはその意地と頑張りが逆に焦りにつながったのか、いつも以上にシュートがまったく入らず、3Qで逆転を許すと、4Qは相手の5年生エースにことごとく決められてしまい、最後は14点差で敗れてしまいました。

試合後、6年生には、「勝たせてあげられなかったのは指導者の責任。力のある子が揃っていながらこの一年、なかなかそれを試合で出しきれなかった。みんなが上手なのは一番近くで見てきたコーチが一番よく知っている。だから、今日も負けたことよりも、みんなの本当の力を試合の中で見せられなかったこと、引き出してあげられなかったことが何よりも悔しい。最後の試合で持っている力をすべて出し切ることは難しいことだけど、でも、出し切ろうと頑張れたならきっとこれから先の君達の成長につながる。これからもずっと応援するから、成長していく姿を見せてほしい。」とエールを送り最後の大会を終えました。

さて、過去に経験したことのないコロナ禍で最終学年を迎えた今年の6年生。

まさに去年の今頃から本格化した新型コロナウイルスの猛威、突然の臨時休校、ミニバスの活動も自粛、活動が再開しても多くの大会が中止となるなど、なかなかバスケに集中したりモチベーションを維持するのも難しかったのではないかと思います。

ただ、そんな中だからこそ、バスケの楽しさ、バスケが普通にできることのありがたさ、というものを、これまで以上に感じることができたのではないでしょうか。

これから先も、今当たり前にできていることが明日も当たり前にできるとは限りません。

今この瞬間を大切にし、常に今できることを一生懸命頑張れる人になってもらえたらと思います。

みんな、本当にお疲れ様でした!

(2021.3.5)