こんばんは、管理人です。
更新が遅くなりましたが、17日(日)に5年生以下による防府市新人大会が開催されました。
1・2年生の2人が欠席、今回も10人ちょうどでの参加となりました。
前回、萩市の新人大会で新チーム初勝利を掴み、勢いに乗って2勝目を目指したのですが・・・。
初戦は毎年結果を残される市内の強豪チーム、新チームも5年生8人を要し、始まる前から力の差は明らかでしたが、新チームのメンバーは気合十分です!
さっそく1Qからディフェンスプレッシャーに冷静さを失いミスを連発、ノーマークのシュートも落とす始末で、終わってみれば28対0。
続く2Qも、19対2。
予想はしていましたがさすがにこの展開では子供達の心も折れちゃいます。
と思いきや、まあ1・2年生4人は試合に出られて大満足(笑)、3年生2人も後半に向けて気合十分、今年度入団の5年生2人は試合展開を考える余裕もなし(笑)、キャプテン・副キャプテンの2人も自分達の不甲斐なさを痛感しつつもこちらの指示をしっかり聞きながら後半に向けて自分達がやるべきことを考えていたようでした。
おぉ、意外と頼もしい(笑)
最後は82対13の大惨敗でしたが、後半に入って相手がメンバーを落としてくれたりもしたので、課題だけでなく、多少なりとも自分達の形だったり、個のスキルが通用する部分なども見え自信につながるところもあったと思います。
続く2試合目は、ここ数年はうちと同じくらいのレベルで毎年勝ったり負けたりの熾烈な争いをしているチームとの対戦です。
新チームもうちと同様に最近入った低学年も入れて人数ギリギリと聞いていたので、この日の対戦相手の中ではまだそれなりに戦えそうな相手で今日の大一番として子供達とも話していました。
ところがフタを開けてみると厳しい展開で、1Qから21対3と大差をつけられてしまいました。
それでも後半勝負に向けてなんとか粘りたかった2Qがまさかの展開に・・・。
1Qから新人戦でこのレベルのチームに対してよく鳴るなぁと思っていたホイッスルがここでも鳴り止みません(笑)
うちの新副キャプテン、前回のブログで課題にも挙げていましたが、以前からいくら言っても自分のマークを外してゴール下からボールばかりを追ってしまう、いわゆるゾーンディフェンス癖が抜けずにいました。
これまでは6年生が1番ディフェンスをすることが多く、試合では3番ディフェンスの役割が大きかったのですが、これからはそうはいきません。
相手の主要選手を最前線で止めるディフェンススキルが求められます。
この試合ではまさにそのスキル不足を露呈してしまい、開始1分20秒くらいだったでしょうか、抜かれた後ろから相手を押すファウルを立て続けに3つ吹かれました。
その前にも1つしていたので早くも4つ目です。
そしてここで私のミスも。
先にタイムアウトを取るべきところをその子に対してファウルに対する指導をしている間にゲームがリスタートされてしまい慌ててタイムアウトを要求。
タイムアウトが取れたのはその子の退場を告げる5つ目のホイッスルが鳴ったときでした。
最後のファウルはルーズボールを追いかけた際の接触で仕方なかったと思いますが、5つのファウルはすべて完全なファウル、2Qの開始2分を待たずにチームの数少ない柱の1本を失いました。
ただでさえ高学年が少なく経験も少ない子ばかりの中でこの子がいなくなるのは他の子がいなくなるのとは訳が違います。
そして、キャプテン・副キャプテンの2人でゲームを作る予定だった後半も、キャプテンへの負担がのしかかります。
経験不足の5年生2人に、相手より頭1つ小さい低学年達ではさすがにどうしようもなく、キャプテンがオフェンスもディフェンスもフル回転、それで試合になるほどバスケは甘くありません。
しかしこのキャプテン、私の2番目の子ですが、親に似て運動神経がないのは目を瞑っても、気持ちの弱さはどうにかしないといけません。
気持ちの弱さは以前からの課題でなかなか改善できなかったのですが、キャプテンをしたいと自分から言い実際にキャプテンになってからは、少しずつ意識に変化も出てきていました。
この試合の後半も、自分がなんとかしないといけないという気持ちで果敢に攻めようとはしますが、最後のところでビビって体が逃げてしまうへなちょこシュートを繰り返しました。
それでも最後まで手を抜かずに挑み続ける姿には親バカですがちょっと感心しながら見ていました。
あれだけシュートを外して、あれだけ点を取られて、完全に心が折れてもおかしくないシチュエーションでも、私の指示にしっかりうなづきながら挑み続けました。
その結果、徐々にですが相手に体をぶつけながらの力強いプレーも見られるようになり、少しずつシュートも決まり始めました。
おぉ、意外と頼もしい(2回目)
そして、あっという間にこの試合から姿を消した副キャプテンはというと(笑)、退場直後こそさすがに泣いていましたが、すぐに切り替えてチームのために最後までベンチから大声を張り上げて声援を送り続けていました。
素晴らしい!!
スキル不足はこれから練習して成長していけば良いんです。
心が折れてもおかしくない状況で、最後までそれぞれの立場でこの苦しい試合を戦い抜いたこの2人の頑張りに思わず胸が熱くなりました。
試合結果はともかくとして、「この2人なら大丈夫!」と、そう思わせるには十分な、貴重な経験となった試合だったと思います。
そしてこの日最後の3試合目は、年末のメモリアルカップの2試合目で、6年生が5人となった緊急事態時に5年以下同士の対戦をさせてもらいボコボコにされた相手です。
この試合も、6年生を差し置いてベストメンバーに入る相手のエースを中心に、オフェンスもディフェンスも圧倒的な力の差を見せられました。
そうした中でも、先程の試合で成長した2人がこの試合の中でも成長を見せます。
序盤は単調な攻め方、同じミスを繰り返していましたが、それでは通用しないと自分達でも感じたのか、私の指示を聞いてはすぐに実践、徐々に通用するプレーも見られ始めました。
試合が進むに連れて、点差はどんどん開いていきますが、子供達の表情はどんどん良くなっていきました。
結局この試合も大差で敗れましたが、この日の3試合も、最後まで自分達にできることを確かめながら果敢に挑み、確実にステップアップした子供達には拍手を送りたいと思いますし、試合後の充実した表情を見る限り、子供達自身も確かな成長を感じられたのではないかと思います。
これからが楽しみな子供達です。
しかし、全世界で猛威を奮う新型コロナウイルス感染症、山口県でも感染は確実に拡大しています。
2月に予定されていた県新人大会は残念ながら中止、代替大会を改めて開催予定で調整中のようですが、前向きに考えるなら伸び代十分なうちのチームにそれだけ準備期間が与えられたので、これから子供達と頑張っていくしかありません。
みんな、コロナに負けずに頑張ろー!
(2021.1.24)
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レイアップシュート専属コーチJ (日曜日, 24 1月 2021 19:31)
念のために一言ですが…過去二回の更新も、更新後24時間以内にはきちんと読ませていただきました。
さて、新チームも既に二回目の大会だったようで、今回はせっかくソルトであったの観戦できず、非常に残念です。
試合結果の方はおいといて…、管理人さんの文面から、楽しく、有意義なゲームだったのが伝わってきます。
法事と被ってなければ、一緒に楽しめたのに…(ToT)
子供達の表情がどんどん良くなっていきました…と、ありましたが、こういう顔が見れると、指導者としては嬉しくて、次も子供達より頑張らねば!って気持ちになれますよね!
次の大会では必ず観戦して、新チームの顔をしっかり見せて貰おうと思ってます。
コロナの影響もあり、思うような活動ができないかもしれませんが、これからもたくさん良い表情でバスケをしてる選手を育てて下さい!
管理人 (月曜日, 25 1月 2021 07:50)
レイアップシュート専属コーチJ 様
新チームはチーム事情も厳しくなかなか勝つのは簡単ではありませんが、今まで以上に結果ではなく、子供達の個々やチームの成長過程に焦点を当てながら子供達の成長を促していきたいと思っています。
ただし、子供達が負けることに慣れて、負けることが当たり前になってしまってもいけないので、私自身の課題でもあるメンタル面の指導力、メンタルコントロール力を高めていかないといけません。
J様にはこれからもレイアップシュート以外のご協力や力添えもお願いさせていただくと思いますのでどうぞよろしくお願いします!