中部地区秋季交歓会2020

こんばんは、管理人です。

この日曜日は、県の中部地区秋季交歓会がありました。

新型コロナウイルスの影響で、春季交歓会も前期の地区リーグ戦も中止となり、2月の新人戦以来となる県の公式戦です。

一回戦の相手が、前日に予定されていた運動会が雨天で順延となり棄権、不戦勝となり一回戦を突破、二回戦からの戦いとなりました。

相手は去年の中部地区チャンピオンで今年も優勝候補筆頭のチームです。

一回戦であわや100点ゲームという大勝をTOをしながら見せつけられたせいか、始まる前から元気のない子供達。

試合前のアップ中に子供達を集め、「相手の試合を見てどうだった?勝てそう?」と聞きましたが、黙ってうつむく子供達。

すかさず、「コーチは勝てると思うよ。君達が自信を持って今まで練習してきたことを全力でやってくれれば少なくとも良い試合ができるはずだから、練習してきたことを思いっきりやってほしい。」と伝えました。

そして、いざ試合が始まり、1Qの序盤こそ必死で食らいつくも、練習をしてきたことがまったく出せないまま、その後は見る見る点差が開いてしまいました。

子供達には試合中も、「どんな状況になっても、とにかく練習してきたことを思い切ってやるだけ。失敗しても良い。ひとつでもふたつでもうまくいけばそれで良い。まずはやろうとしてほしい。」と伝えましたが、なかなかみんなのチャレンジする姿が見られません。

それどころか後半は、うちでは禁止しているはずのプレイを連発する子供達にイライラMAXで「いつになったらやろうとするのか?誰がそんなプレイしろって言ったのか?」と声を荒げてしまいました。

結果は見るも無残な大惨敗。

子供達には、「正直、今日のみんなのプレイは残念だった。できるできないじゃなく、せめて練習したことをやろうとしてくれないと、なんためにコーチは頑張って教えているのか分からない。」と伝えると、もう1人のコーチも、「こんなんならコーチなんていらんやん。」と厳しい言葉を投げかけることになりました。

そして一日経った今日の練習の途中で、56年生を集めて再び説教、ではなく緊急ミーティングを実施しました。

決して怒るのではなく(本当にw)、子供達が練習をしたことをできなかった理由、私達コーチの目にはやろうとさえしなかったように映った理由、それを変えるためにどうすべきか、6年生はこれから中学生になるための準備期間を自分達のためにどういう意識で過ごしていくべきか、などについて、私の思いを時間をかけて子供達に話し、子供達の意識改革を図りました。

これまでも同じような話は何度かしていますが、それでも変わらない子は変わらずにここまで来ました。

きっと今回も変わらない子は変わらないだろう、と思いつつも、少しでもみんなが真剣にバスケと向き合うことができたり、1人でも意識を変えてこれから先のバスケに対する取組方が、子供達自身にとって有意義なものに変わっていくことを願い、私の気持ちを伝えました。

私の思いがどこまで伝わり、これからみんなの意識がどれだけ変わってくるかはまだ分かりませんが、ミーティング終了後に再開した練習で見せてくれたみんなのプレイは、昨日の試合とは比べ物にならないほど輝いていたと思います。

あとはその意識をどこまで持ち続けられるか、個人としてもチームとしても少しずつステップアップしていけるかを見守っていくしかありません。

早くこの子達の本当の力、本来の輝きを試合の中で、保護者の皆さんや他のチームにも見せられる日が来るのを楽しみにしています。

みんな、頑張ろう!!

(2020.10.19)