こんばんは、管理人です。
昨日は、毎年恒例の三戸杯に参加してきました。
市内全チームに、県内の強豪チームを招待しての割と大きな大会です。
書きたいことがたくさんあって、またまたかなりの長文になりそうです(笑)
まずは試合結果ですが、1試合目は、下関市のチームに完全に力負けで、負け残りの2試合目は市内チーム同士の対戦となり、なんとか勝利を収めることができました。
このところメキメキ上達して、チームの貴重な得点源になっている6年生の1人が参加できないなど、チームとしては万全な状態で臨めなかったのは残念でしたが、それはどのチームも同じなので言っても仕方ありません。
試合結果はともかくとして、最近の練習で頑張っているところを子供達も一生懸命やろうとしてくれているのが十分に伝わってくるなど、収穫も多くありました。
やはりチーム内の練習と実際の試合では勝手も違い、練習どおりにはいかず、子供達は少しとまどいながらも、最後まで全力で戦ってくれました。
2試合目の相手は、6年生もいない若くて低いチームだったため、子供達にも若干の余裕があったのか、練習ではできていたのに、日頃の試合ではやろうともしなかったプレイなどがところどころで見られたりもしたように思います。
特に昨日の試合の中で私が一番印象に残っているのは、キャプテンの子が3Pラインあたりから放ったロングシュートです。
その子は、今の6年生で唯一、低学年の頃から入っていて、4年生の頃にはPGでボール運び、5年生ではSGで外からのシュートも積極的に狙ってきました。
6年生になってからは、ポジション的にはSGのままですが、チームで一番の身長もあって、試合の中ではポストプレイやリバウンド、ディフェンスでもしっかり頑張ってもらっています。
なので、本人にとっては、自分が何をすべきか迷うところもあるのではないかと思います。
特にオフェンスでは、去年までなら迷わずシュートにいっていたフリーの場面でも、外すことを少し恐れてしまっているのか、今年は他の子にパスを回すなど、悪く言えばどこか消極的、良く言えば味方を活かすプレイの方にプレイスタイルが変わってきた気がします。
確かにパス精度も向上し、良いパスが通せるようにもなってきたので、もちろん悪いことではなく、むしろバスケット選手としてはとても良いことです。
でも私は、できることならミニバスの間はもっと自分を出して欲しい、と思ってしまいます。
特にこの子の場合は、チームの主役になれるだけの実力もあるし、何より人一倍の努力家、真面目さで、私はキャプテンとしてもこの子に全幅の信頼を寄せています。
ドリブルもシュートももっと自信を持ってチャレンジしてほしいと思います。
ドリブルなんかは、本人はあまり得意じゃないと口にしていますが、それはチームの事情もあって小さい頃からPGをやらされ、相手チームの高学年に止められ続けた苦い記憶も邪魔をしているのではないかと思います。
個人的には、ドリブルも外からのシュートも、他の子にも引けを取らないどころか、十分に武器として通用するレベルであり、もっと自信を持ってチャレンジして良いと信じています。
この子の最近の得点は、以前のような外からの華麗なシュートよりも、リバウンドを取ってからのゴール下という若干地味なパターンが多くなった気がします。
でもそれは決して悪いことではなく、むしろとても良いことだと私は思っています。
なぜなら、ディフェンスリバウンドを取って速攻をしかけた本人が、最終的にオフェンスリバウンドを取ってゴールを決める、なんて本当に最初から最後まで手を抜かずに走り続けないとできません。
この子の得点はまさにそのパターンで、ディフェンスはしっかり戻り、オフェンスはしっかり攻める。
残念ながら今の右田にそれができている子はほとんどいないと思います。
あくまでも個人的な考えですが、バスケの試合中に走る8割くらいは、直接的には得点や失点には絡まず、いわゆる無駄な走りだと子供達も思いがちではないかと思いますが、実際には、少なからず走ったことが無駄になる場面は1つとして無いと私は信じています。
それだけに、この子のチームへの貢献度は測り知れず、チームにとっては欠かせない子の1人なのです。
そして、話は戻りますが、昨日の2試合目でこの子の手から放たれたロングシュートです。
相手のマークを完全に外しフリーの状況を作り出し、迷わずに打ったシュートが、ネットの音や動きも分からないくらい、ゴールのど真ん中に突き刺さったのを見た瞬間、これこそがこの子の本当の姿だと、思わず全身に鳥肌が立つくらいに嬉しかったです。
これからもきっとこんな素晴らしいプレイを見せてくれるかと思うと、楽しみで仕方ありません。
次に、試合以外で嬉しかったこともありました。
それは、去年、一昨年の6年生で、OGの中学生6人が応援に来てくれたことです。
その内3人はこの間に引き続き前日の練習にも来て手伝ってくれました。
他のチームでは当たり前のことなのかもしれませんが、私が右田ミニバスに関わってきた四年間で、卒団直後の大会や、姉妹がいる子以外で試合の応援に来てくれたのは今年が初めてでは無いかと思います。
もちろん私も子供達も大喜び。
こうやってチームの伝統が引き継がれていくのかな、としみじみ感じました。
特に、去年の6年生4人が全員来てくれて、その内2人は、中学ではバスケではなく陸上をやっているのですが、陸上の大会に参加したあとで疲れているにも関わらず、その足で2試合目の応援に駆けつけてくれて、最後は帰る時間ギリギリまでTOも見てくれていました。
たまに会った時は挨拶くらいはしますが、久しぶりに2人とゆっくり話もできて、本当に嬉しかったです。
まだまだ書きたいことはたくさんありますが、キリがないので最後に、TOのことを。
今回は、うちが審判主任ということもあり、決勝戦のTOを任されることになりました。
TOは、1つのミスで場合によっては試合の結果を左右するほど重大な責任がある大切な役割です。
最近は、チームがTOをするときに自分が審判をしていることが多く、子供達が正しくTOを理解してできているかを直接確認したり、実際の試合の中で新しい子にTOを詳しく教えたり、といったこともなかなかできないので、TOのことはうちの嫁も通じて保護者の皆さんにお願いしていました。
子供達がすることなので必ずミスがありますが、それを子供達の責任で終わらせてはいけません。
あまり守られていないチームも多いですが、大きな大会では、TOをする子供達の後ろに必ず大人を付けるようにと決められている大会もあります。
日頃から付いていないで何も分かっていない大人が、大きな大会だけ付いたところではなんの役にも立たないので、日頃から保護者にも協力をお願いしています。
今回は決勝戦、それも終わってみればかなりの接戦となり、TOをする方も最後までドキドキの展開でした。
私が指示をするときは、決勝戦とかではない試合のTOの時は、できるだけ5年生以下にやらせて、6年生が後ろで教え、さらにそれを保護者が見るという体制にするようにしています。
そして、今回のように決勝戦等の重要な試合では、こちらもベストメンバーでTOをし、さらに保護者にも後ろについてもらいます。
今回は審判が無かったので、もちろん私もタイマーの後ろに付きました。
5年生と4年生でタイマーをして、私が見ていた限りほぼ完璧にこなしてくれたと思います。
それでもどちらも少なくとも一回ずつはミスがあり、私が見ていて修正したり確認できたりはしていましたが、それを気付かずにそのままにして審判や対戦チームから責められたら、それは誰の責任でしょうか?
ちゃんと確認しなかった審判?
ちゃんとできなかった子供?
ちゃんと教えなかった指導者?
ちゃんと見ていなかった保護者?
私は、上の全員の責任だと思います。
人間がやることなので子供じゃなくてもミスはつきものです。
だからこそ、できるだけミスを減らす、ミスを取り戻すためにも、そして、万が一取り返しがつかないミスが起こったときに、それを子供だけのせいにすることだけは絶対にしないためにも、大人がしっかり責任をもって対応しないといけないと思います。
今一度、試合や練習など競技に対する意識だけでなく、TO等に対する意識も高めて行けたらと思います。
自分たちの試合で適当なTOをされたら嫌ですもんね。
ちなみに、今回のTOはほぼ完璧だったので子供達や保護者に文句を言いたい訳ではなく、むしろ褒めたいと思います。
タイマーをしていた5年生に私は、決勝戦だからミスがないようとにかく集中してやるようにと、最初から最後まで言い続けました。
その5年生は、とても真面目な性格で、最後まで集中を切らすことなく、本当に一生懸命やっていました。
終わったあと、ほぼ完璧だったことを伝えると、安心した表情で喜んでいたので、その素晴らしい取組姿勢に改めて感心しました。
こういった競技以外のこともきちんと一生懸命できる子は必ずバスケも上手くなると思います。
そういったところも含めて、これからもチームとしてステップアップしていきたいと思っています。
終わりに、今回も子供達、保護者、他チームの方々、OGの中学生、その他いろいろな方にお世話になりましたことに改めて感謝いたします。
これからも右田ミニバスの応援をよろしくお願い致します!
(2017.7.31)
コメントをお書きください