勝間杯、そして6年生へ

こんばんは、管理人です。

今日は6年生にとって最後の大会、勝間杯でした。

結果はサラッと書きますが2敗でした。

ですが、6年生の4人は最後まで一生懸命頑張ったと思います。

本当は、もう新チームだし、5年生以下を主体で出しても良いかな?と思っていましたが、今日の6年生は気合いが入っていて、これまでよりも集中して試合に臨んでいたのが伝わってきたので、最後まで6年生を中心に出すことにしました。

1年前、新人戦についてのブログで、私はこのチームは1年間1勝もできないのではないか、と書きました。

そのときは、頑張り方を知らない子が多く、今のままでは…と、子供たちに考えるきっかけを与えるのと、指導者である自分にプレッシャーをかける意味で書いたのですが、結果は、1年間で、4年生以下のチームを相手に1勝しただけです。

子供たちは最後まで頑張り方が分からなかったのでしょうか?

いえ、今日の勝間杯だけでなく、子供たちはあれから一生懸命頑張ってきて、少しずつですが、確実に成長してきたと思います。

今日の試合でも確かな成長を感じる素晴らしいプレイがいくつも見られました。

子供たちに勝利をプレゼントできなかったのは完全に指導者の力不足で、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、頑張ってくれた子供たちには心から感謝したいと思います。

昨年も書いたのですが、今日は、1年間頑張ってきた6年生に向けて、恥ずかしくて直接は言えない私の気持ちを、このブログを通じて伝えたいと思います。

まず、キャプテンのMちゃん。

正直に言うと、マイペースで優しいMちゃんなので、最初はキャプテンとしてみんなを引っ張っていけるか不安な気持ちもありました。

うちの部はご存知の方も多いですが、昔から色々ありまして、このMちゃんも、他の子と同様に、去年までは練習を休みがちでした。

でも、持ち前の真面目さと責任感で、キャプテンになることが決まってからの頑張りには目を見張るものがありました。

私がチーム全体のシュートフォームの矯正を始めたときには、綺麗なフォームを身に付けようと、練習前に1人で黙々と練習し、今ではチームで1番綺麗なフォームでシュートが打てます。

今だから言いますが、私は去年の今頃、色々あって、子供も一緒にバスケを辞めるつもりでした。

もう1人の女子の指導者らには伝えていましたが、結局は考え直してとどまることを決めました。

その時、私の中でとどまることを決めた大きな理由のひとつが、このMちゃんの頑張っている姿を見ていたことで、どうしても応援してあげたいという気持ちでした。

Mちゃんには、この一年間、チームを引っ張ってもらっただけでなく、様々な場面で心を癒され、本当に感謝しています。

中学生になっても、頑張ってもらいたいです!

次に、副キャプテンのNちゃん。

Nちゃんはうちと同じ地区で家がうちの目の前なので、去年卒業したお姉ちゃんと、4年生の妹とともに、うちの子が小さい時からお世話をしてもらっていて、バスケ部に誘ったのもうちなので、姉妹でバスケ部に入ってくれたときは本当に嬉しかったです。

もともと運動神経の良いNちゃんは、教えたことも教えていないことも持ち前のセンスでどんどん身に付けていき、あっという間にチームのエースに成長してくれました。

でも、私は、Nちゃんがただ運動神経が良いだけの子ではないことを知っています。

Nちゃんは、本当に努力家で、日頃から家でもしっかり練習をしていて、ドリブルの音を聞かない日はないくらいでした。

家族で出かける前に、みんなが車に乗るまでの本当にわずかな時間でもドリブルをしていたり、うちの子と遊ぶついでに一緒に練習してくれたり、最近は、自分の家にもリングを買ってもらい、さらに練習量が増えたように思います。

その成果もあって、最近、また一段と上手になったのではないかと思います。

チームとしてもNちゃん自身もこれからというときに卒業を迎えますが、面倒見も良くて誰からも慕われるNちゃんなので、中学生になってからのますますの活躍にも期待しています。

次は、Sちゃん。

5年生の後半で入部したこともあり、基礎的な部分を習得する前から試合に出てきたので、当然ミスもたくさんしましたし、精神的にも辛い思いもしたり、とても苦労したと思います。

それでも、持ち前の明るさで、試合中も常に笑顔で頑張る姿には私も癒されてきました。

残念ながら基礎もまだ十分に身についているとは言えませんが、言われたことを嫌がらずに本当に一生懸命頑張ってくれるので、見ていて気持ちが良く、応援したくなる子です。

まだブログに書いていませんが、1月の下関の大会で、対戦相手に女子では珍しい170cm近い子がいたときも、30cm近い身長差がありましたが思い切ってSちゃんをマークに付けたところ、私の指示もしっかり聞いて、見事に相手を封じ込んでくれました。

本当にようやくバスケ部らしくなってきたところでの卒業なので本当に残念ですが、この1年間頑張ってきた自分に自信を持って、中学生になっても頑張ってもらいたいです。

最後はAちゃん。

Sちゃんと同時入部で、やはり基礎的な部分はまだまだ習得途中であり、まさにこれからが楽しみというときにもう卒業です。

運動センス抜群で、入部当初から試合でも思い切ったプレイができ、初心者とは思えないビックリするようなプレイを見せてくれることが何度もありました。

考える前に体が動くため、トラヴェリング癖を直すのには苦労しましたが、最近は少しずつ意識して改善されてきたと思います。

Sちゃん同様、言われたことを一生懸命やろうとしてくれるので、指導者としても教え甲斐があるし、思わず応援したくなります。

体がきゃしゃで、ボールに力を伝えるのには苦労していたように思いますが、最近はしっかりボールを遠くに飛ばせるようになってきました。

もともとパスのセンスはチームでもトップクラスで、基礎的な技術が伴えばとても良い選手になれると思います。

人なつっこくて明るい性格を活かし、充実した中学校生活を送ってくれることを期待しています。

6年生に限らず、子供たちにはひとりひとりに個性があり、同じ子はいません。

我々指導者には、子供たちそれぞれの個性を見極め、それぞれに合った指導で子供たちの持つ力を引き出すスキルが求められます。

まだまだ力不足は否めませんが、これからも子供たちひとりひとりと向き合い、子供たちの能力を引き出せる指導をしていきたいです。

今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

(2017.2.26)

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コメント: 4
  • #1

    指導者応援団 (月曜日, 27 2月 2017 21:17)

    お疲れさまでした。子供の成長が最高の宝です。指導者の中にはチームの勝敗にこだわる方もおられますが、勝ち負けよりもっと大切なものがあると思います。
    右田ミニバスの選手の皆さん。良い指導者に巡り合えましたね。

  • #2

    管理人 (月曜日, 27 2月 2017 21:53)

    指導者応援団さん、うれしいコメントをいただき、ありがとうございます。
    勝たせてあげられない指導力不足の言い訳でしかありませんが、今後も、子供たちの成長という最高の宝をより輝かせられるよう私も努力していきたいと思います。
    これからも応援、よろしくお願いいたします。

  • #3

    バスケ大好き☆ (月曜日, 03 4月 2017 22:21)

    この一人ひとりのたくさんの思いが、伝わりました。

    この一人ひとりのたくさんの思い出が伝わり、感動しました。

    6年で入った人がいて、わからなかったことがたくさんあったと思うので

    すが、みんなが努力した事でいい結果が得られたのだと思います。

    これからも、指導者の方、選手の皆さん頑張ってください^_^





  • #4

    管理人 (月曜日, 03 4月 2017 23:09)

    バスケ大好き☆さん、コメントありがとうございます。
    いつもみなさんからの温かいお言葉に本当に励まされています。
    子供達は本当にバスケが好きなんです。
    私は、子供達みんながバスケをもっと楽しんでくれるよう頑張りたいと思います!
    これからも応援よろしくお願いします。