三戸杯

こんばんは、管理人です。

今日は朝から三戸杯に参加してきました。

頑張った子ども達も、応援・お手伝いいただいた保護者の皆様も、暑い中大変お疲れ様でした。

三戸杯は、防府市内のチームに加え、県内他地区の強豪チームを招待して行われる大会です。

結果は例のごとく全敗(2敗)です。

ただ、第1試合はいつもと違って50点取りました。

第3Q終了時点ではリードしていました。

とても惜しかった・・・・・・でしょうか?

いえ、相手は第3Qまで主力を出さず、低学年を多く出してきました。

第4Qは、主力メンバーが出てきましたが、最後までドリブルなしでした。

それでも勝てません。今の右田はそのくらいのレベルです。

正直なところ、こんな戦い方って相手に対して失礼だと思いますし、普通なら、はらわたが煮えくり返って文句のひとつも言いたくなるところでしょう。

でも、私は結果的に相手に感謝しています。

先ほども書いたとおり、今の右田のレベルはそんなものです。

相手が全力で戦ってきたら、いつも通り何もできずに大量点差で負けて、子ども達はいつも通り、当たり前のように負けを受け入れ、ただ疲れて帰るだけです。

でも今日はそれだけではなかったと思います。

高学年の中には、相手にこんな戦い方をされて悔しかったり、ショックを受けた子もいると思いますが、その悔しさというのも日頃は感じられない貴重な経験です。

部長の方針でほとんど練習試合さえもできないうちのチームにとっては、こういった試合が子ども達にとってはとても貴重な経験になるのです。

同じ学年で同じようなレベルであっても、試合に出す子と出さない子があったり、大きな差をつける部長の采配には、私も一保護者の立場で正直イライラしますが、実際に、今日のこの試合の中で、試合に出た子ども達は自信がついたり、目に見えて成長したように感じました。

試合に出ていない子ども達も、いつも以上に一生懸命応援したり、自分も試合に出たいという気持ちがより強くなったという意味では、とても良い経験だったと思います。

練習中の骨折で試合には出られなかったキャプテンのMちゃんは、試合中はベンチから最後まで一番大きな声で応援し、試合以外でもみんなをしっかりまとめる最高のキャプテンでした。

「あー、私も試合に出たい。」って、日頃はあまり聞けない言葉もしっかり聞きました。

次の大会では、これまで以上に頑張ってくれるでしょう。

副キャプテンでエースのNちゃんは、いつもは自分だけでどうにかしようとして自滅することも多いけど、今日はどんどん成長する仲間たちにしっかりパスをさばきながら、自らも積極的に攻めるなど、これまでとは違ったプレイスタイルも見られました。

次に6年生のSちゃんは、入団して半年で、優しくて緊張しいな性格からか、これまではなかなか試合中の積極性が見られませんでしたが、今日の最後にはドリブルの力強さも見られ、2試合目には初めてのゴールもしっかり決めることができました。

最後の6年生のAちゃんは、Sちゃんと同時入団ですが、持ち前の運動神経と物怖じしない積極的な性格でどんどん成長しています。特に、ドリブルとゴール前でのパス精度はこの試合の中でも大きく成長したと思います。

5年生のFちゃんも、これまではパスが出せずに得意のドリブルとミドルシュートで自滅するパターンも多かったけど、成長する仲間たちとのパスワークは、試合中にもどんどん良くなりました。パスがさばけるようになり、今後もチームの中心として活躍してくれそうです。

次に、5年生のAちゃんは、とにかく最近の成長が著しく、見ていてこっちまでうれしくなるほどで、今日はこれまで練習中にしか見せなかったドリブルテクや練習でも見たことがないドライブまで。いったいどこまで成長していくのか楽しみで仕方ありません。

もうひとりが家庭の事情で今日はお休みだったので、最後の5年生のHちゃんは、慎重な性格で、試合中になかなか自信をもったプレイができないところもあり、これまでは経験不足から、試合中は落ち着いてシュートが打てなかったりもしましたが、今日の2試合目の最後には残念ながら外れましたが落ち着いて打てたシュートも見られました。

練習中は、教えたことを素直に吸収し、すぐに理解してモノにできるだけの力があるので、自信をもってプレイできれば一気に成長してくれると期待しています。

その他、4年生のCちゃん、Mちゃん、Nちゃん、Aちゃんは、これまでは自分たちに与えられた役割を一生懸命こなすのが精一杯でしたが、Mちゃんは3ゴール決めたり、他のみんなも積極的に前に走ってシュートを打ったり、ファウルを恐れずに懸命にディフェンスも頑張りました。

今日は出番が回ってこなかった他のメンバーも、まじめに一生懸命練習しています。

試合中は出られなくてもみんな一生懸命応援しました。

もちろん子ども達は全員が試合に出たいと思っています。

ちょっと熱くなりすぎていつも以上に長く書いてしまいましたが、こんなに頑張っている子ども達の成長を、ただ感心して見ているだけでなく、指導者としてどうにか結果にもつなげてあげたいと思ってはいるのです。

ぜひ、保護者の皆様も、他チームの皆様も、ご指導・ご協力のほどよろしくお願い致します。

(2016.7.31)